コーヒーが好きになってハンドドリップを自分でやるようになりいろいろ知識増えてきた今日この頃。
ですがまだわからないことや使ったことのない器具も多いです。
そこでふと目に止まったのがクラフトコーヒーというワード。
なんだろう…、クラフトビールみたいなものか??
ということでクラフトコーヒーについて調べてみることにする。
クラフトのもともとの意味は「技術」で、その後、技の巧みさから生み出される手工芸品、あるいは工芸や民芸といったものを指すようになった。西洋では、近代の産業革命以降、機械による大量の製品が生産されたもののその品質は粗悪で、雑なものであった。そこで、伝統の技を身につけた人の手によって生み出される、良質の工芸品が見直されるようになった。ウィリアム・モリスを中心とするアーツ・アンド・クラフツ運動は、この時期に起こったもので、日常生活で用いられる調度品などに、手仕事のよさを活かした様々な手工芸品が提供されるようになった。とりわけ、北欧のクラフトは質もよく、美しいデザインで、第二次世界大戦後のグッドデザインの運動に大きな影響を与え、使用の便を考慮したうえに、なおかつ見た目に美しい量産製品を数多く生み出す手本となった。 (Weblioより抜粋)
クラフトの意味から察するに専門家により丁寧に作られた高品質のコーヒーになる。
ここで疑問に思うのはコーヒーを生産して、淹れて一杯飲むに至るまでにはいくつかの工程がある。そしてそれぞれで役割が違うことだ。ざっくりいうと
農園で豆を作り
焙煎士が焙煎し
バリスタがコーヒーを入れる。
それぞれでプロフェッショナルが存在し、人が変われば出来も変わる。
豆の栽培は世界中どこでもできるわけではない。
それぞれで工程が異なり、こだわりがある。同じ豆でも焙煎のやり方一つで味が変わる、バリスタの淹れ方によって酸味や苦味のバランスも変わってくる。
どこからどこまでをこなしてクラフトコーヒーというのかは疑問である。
サントリーが販売しているCRAFT BOSS、HPをみるといろいろ書いてあります。
BOSSのコーヒーに関しては、ざっくりいうと豆の生産からではなく、豆選びから抽出、そしてブレンドして作り上げているようだ。
味が薄いと批評されることもしばしばあるようだが、これは長い時間ゆっくりと楽しむためというコンセプトのもと作られている。コーヒーにしては多い500mlの容量、ペットボトルにすることで持ち運びしやすいように労働者に寄り添った作りになっています。
個人的にスペシャリティコーヒーが流行ってる最中、クラフトボスはめちゃくちゃ美味いコーヒーかと言われるとそうではないかもしれないが、「働く人の相棒」というコンセプトに基づいて企業が考え抜いて作っているのであればクラフトコーヒーと言っても過言ではない。ハンドドリップなどで提供しているコーヒーショップと比較するものではないのかもしれない。
どうやらクラフトコーヒーは多めの量のコーヒーをゆっくり楽しむものらしい。
コンビニで売ったいるものからコーヒー専門店でも瓶詰めのコーヒーなどが売ってるみたいだ。
自家焙煎の豆を一杯づつ丁寧に入れるというよりかは、瓶詰めする技術を駆使している方がクラフトっぽい。
コーヒーは飲む直前に豆を挽き、抽出するのが美味しく飲めるとされる。
瓶詰めするには、抽出したコーヒーの美味しさを保つ工夫を施さなければならない。こう言ったこだわった工夫や技術が”クラフト”なのではないだろうか。
クラフトコーヒーは豆の生産から抽出までを全てこなすものではなく、ターゲットに対してゆっくり楽しんでもらえるコーヒーをどのように作るかであると思う。
各コーヒーショップの厳選された豆、自家焙煎や抽出なども、拘りや技術があるだろう。
それと比較するというよりかは、技術を活かしクオリティを維持したまま瓶詰めにし、贈答用に商品化されたものの方が、いわゆるクラフトコーヒー(工芸品)というイメージがしっくりくる。
クラフトコーヒーとはコーヒーをいろんな観点から楽しめるものの一つではないだろうか。
では。
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