スペシャリティコーヒーを扱うお店が増えたことにより、ただ苦い飲み物というより、フルーティさや、紅茶のような華やかさなど、国や生産者による豆のクオリティや味の違いが分かりやすくなりました。
消費者としては一言にコーヒーと言ってもいろんな風味を楽しめるようになったと思います。
そんな実はいろんな風味が味わえるコーヒー、たくさんある分購入の際には迷ってしまうかもしれません。
今回は豆を選ぶときの基本的なことを紹介していきます!!
まずはコーヒーの銘柄に着目しましょう。詳しく情報が記述されている方が、良いコーヒー豆である可能性が高くなります。
例えば、国名だけ記述している場合は注意が必要です。「ブラジル」と表記されている場合、どれだけ広いことか。お米で言うと「日本」と表示されているようなものです。
より情報が明確になっているコーヒーの方が、透明性の高い取り引きのもと、買い付けられたコーヒーである可能性が高いからです。
特にスペシャリティコーヒーの世界では、トレーサビリティ が重視されており、高品質のコーヒーは、いつ、どこで、誰が、どのように栽培したコーヒーなのか、よくわかる仕組みになっています。
「ベリー」「チョコレート」など、フルーティさ、酸味、甘さを表す味わいの特徴が書かれる。産地の個性に通じ、好みの指標にもできるから、ビギナーがまず見るべきはここ。
同じ国でも生産エリアによって大きく味わいが異なるのがスペシャリティコーヒー。そのため、国名に加えて、地方や村名など、より狭いエリアに示す地名が記されている。
標高は品質を見る指針の1つ。多くは1000〜2000mで栽培されるが、標高が高い産地のコーヒーは、昼夜の寒暖差により種子が締まり、明瞭で複雑な味わいになる。
スペシャリティコーヒーの品種はアラビカ種が基本。そこからブルボン、ジャワ屋、ゲイシャ などに細分化される。近年では遺伝子研究も進み、野生種の正体が解明されたりも。
単一の農園名のほか地域の協同組合や生産者組合などさまざま。加えてウォッシングステーション(生成処理施設)めいが併記されることも。詳細な情報はトレーサビリティの証。
コーヒーの果実を収穫後、コーヒー豆となる種子部分を精製する工程も重視される。大きくは3種。
「ナチュラル」「ウォッシュト」「パルプトナチュラル」である。
はじめに抑えておきたいことは
焙煎度合いと焙煎後の品質管理です!!
豆を購入する際に一番気になるは銘柄だと思います。どこ産の豆か気になりますよね。よくわからないけどこの産地はよく聞くとか。
コーヒー豆は、産地や品種によって風味のキャラクターは様々ですが、味の基本的なクオリティは、豆の個性だけではなく、実は焙煎度合いや焙煎してからの鮮度や管理などによるところも大きいです。
例えば豆自体が素晴らしい希少のものであっても適正の焙煎が行われてなかったり、品質管理がされていなければ、本来の美味しさは発揮されていないということになります。
加熱の程度を表す指標を倍鮮度と言います。倍鮮度は大きく分けて浅煎り、中煎り、深煎りの3段階があります。ちなみにもっと細かく分類できます。
コーヒーの味は、焙煎が浅いほど酸味が強く、深いほど苦味が強調されます。同じ豆であっても、どの程度まで熱を加えらているかによって酸味と苦味の具合は変わってくるということです。この傾向は多くの豆に共通していることから、焙煎度は風味の印象を知る一つの目安となります。
豆を購入する際は、色ツヤや豆の形にも注目しましょう。ふっくらとして色ツヤ均一なものが、焙煎が適正で良質です。
一方、色が不均一であったり、貝殻豆などが混入していたりするものは、味にえぐみや渋みがでます。なお、古い焙煎豆は表面に油脂が出るが、焙煎が深ければ新鮮でも出ることも覚えておきたい。
自家焙煎を行ってる店で豆の販売を行っているとことでは、産地、テイスト、標高、農園、そして焙煎日などが記入されています。
コーヒーは焙煎直後よりかは少し置いてからのがガスが抜け、風味が際立ちます。豆にもよりますが、焙煎から2週間後がピーク、4〜5週間くらいが美味しく飲める期間で、そこから味が落ちていきます。
焙煎日が記載されてないといつ焙煎したのかわからないのでフレッシュではないかもしれません。
なので購入の際にはいつごろ焙煎したかをチェックしましょう!!
また「売り場」を見わたすことも実は重要なテクニックです。
ためしていただきたい方法は「売り場のコーヒー豆が定期的に入れ替わっているかチェックする」と言うことです。高品質なコーヒーを取り扱ってるロースターの生豆は基本的に「売り切り」です。ブレンドなど通念提供される商品を除き、シングルオリジン(生産国単位ではなく、農園、組合、品種などより小さい単位で捉えたコーヒー)はその年に収穫されたコーヒーがなくなればそれで終売となります。
またコーヒーは収穫期が生産国におよって異なります。したがって、コーヒー豆が輸入され、店頭に並ぶまで生産国によってタイミングが異なりますので、定期的にコーヒー豆が入れ替わります。
同じ銘柄が通念在庫あり、と言う状況は品質的には好ましくありません。定期的にコーヒー豆が入れ替わっているロースターは、新鮮な生豆を使用しているロースターである可能性が高いと、考えることができます。
コーヒー豆は期限がないと思われてる人もいるかもしれませんが、立派な生鮮食品です。
適切な管理で、適切に保管することで品質を保てます。
情報をよく見て、美味しいコーヒーに出会いましょう。では。
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参考文献