2020年、AKIRAの舞台となった年になりました!
ストーリー性、描写の凄さから是非読んでほしい一冊なので紹介していきます!!
「AKIRA」は、ヤングマガジン(講談社)にて1982年12月より連載が開始された。その独創的な世界観を持ったコミックは、国内はもちろん海外にまでその名を広め、書籍・キャラクターグッズ等、驚異的な数字を記録し、世界的なセールスに成功したマンガ史に残る傑作のひとつである。
概要は超能力者を巡る軍や反政府勢力の争い、近未来都市やその崩壊後の世界を描いたSF漫画。
舞台は2019年のネオ東京。AKIRAの世界では1982年に新型爆弾が関東地方に使用され第三次世界大戦が起こる。そして世界は再建を途上にあった。ネオ東京では反政府デモと警察が衝突する騒然とした状態が続いていた。
主人公の金田率いる暴走族が旧市街へ続くハイウェイを走っていたところからストーリーは始まる。ハイウェイを走っていると突然目の前に白髪の奇妙な少年タカシが現れ、それに驚いた鉄雄は事故に遭う。そこから鉄雄は研究所に連れてかれ、金田たちは鉄雄を探す中、反政府ゲリラの竜やケイに出会う。超能力少年の争奪戦に巻き込まれながら、AKIRAという存在に近づいていく。
主人公金田と鉄雄はどうなるのか、そしてAKIRAとは…??
大友克洋とは、日本の漫画家である。
近年では映画監督としての活動が主である。漫画作品での代表作は『童夢』『AKIRA』など。ペンタッチに頼らない均一な線による緻密な描き込み、複雑な遠近感を持つ画面構成、また内容に関しても生活感のあるリアルな描写は、80年代以降の漫画界に大きな影響を与えた。
AKIRAを読んでストーリーも面白いのですが、描写が凄すぎます。
登場人物はほとんど日本人なですが、その特徴を細かく捉えています。特に女の子のキャラクターを書く際にたいていの漫画は可愛く美化するのに対し、日本人らしい、短足で鼻が低い感じをリアルに描いています。AKIRAには可愛いキャラクターは出てこないんですよね。
ビルなどの建物が一つ一つ細かく描かれています。しかもAKIRAの場合は抗争などによる壊れることが多いのなか、瓦礫や、その破片、爆破シーンなどかなり細かく書き込まれています。
漫画といえばどのシーンにも何らかのキャラクターがいるものだと思いますが、AKIRAでは背景だけのシーンがあります。特にAKIRAのちから目覚めた時のビルが崩壊していくシーンなどは見開きいっぱいに描かれていて圧巻です。
これに関しては「童夢」という作品で初めて描かれ、超能力という見えないちからをキャラクターの表情や動き、物か何かが凹んだり壊れたりする様を細かく描くことで、どこに力がはたらいているのかを表現しました。
主人公の金田が乗ってるバイクや、フライングプラットホーム、レーザー銃など近未来的な乗り物や機械が描かれています。またこういったに反して、金田がメシ食ってるシーンなんかもありますが、ちゃぶ台や棚など昭和感満載です。近未来感と昭和感が混じり合った感じも見所です。
AKIRAはアニメ映画化もされていますが、アニメ映画はコミックが3巻まで出た時点で完成しており、4巻以降の話は含まれていません。他にも色々構成が変わっており
など多数あります。
個人的に一巻でクラウンのリーダーとなった鉄雄を山形が追い込むシーンがアニメ映画版にないのが残念。
AKIRAが再び注目を浴びる原因となったのが、こちら。
なんと作中で東京オリンピック開催について描かれています。これは東京の爆心地をオリンピック会場にしようと再建している描写です。そしてこのオリンピック建設現場にAKIRAが眠ってるという設定です。
1980年代にこれが描かれていたことで、AKIRAの予言では!?とネットで話題になってます。
ネットでは予言が当たってるとか都市伝説的な感じになってますが、そうでなくてもストーリーや作中に出てくる乗り物など近未来感、そして圧倒的な描写など、今読んでもかなり面白いです!!
かなりオススメなので皆さんもAKIRAを一度読んでみてはどうでしょうか??では!
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