コーヒーといえばブラジル!!言われるくらい認知度の高いブラジルのコーヒー。
今回は生産量世界一のブラジルのコーヒーについて紹介していこうと思います。
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正式名称 : ブラジル連邦共和国
人工 : 約2億1,256万人(2018,2019年)
面積 : 851万6000平方km(日本の約22.5倍)
首都 : ブラジリア
言語 : ポルトガル語
気候 : 大部分は熱帯気候だが、国土が広いのでほかにあ熱帯気候、半砂漠型乾燥気候、温帯気候の地域がある。
コーヒー年間生産量 : 3775500t
収穫時期 : 5〜9月
広大な国土を有するブラジルは、コーヒー栽培においても産出量世界第一を誇るコーヒー大国です。近年は国内での消費も増加しており、EU、アメリカに次いで世界で3番目に大きな消費国となりました。
よく飲まれているのが「カフェジーニョ」という小さなカップで飲む真っ黒なこいコーヒーで、砂糖さとうをたっぷり入れるのがブラジル流。他に人気なのは「ピンガード」というカフェオレのようなコーヒー。街角のパダリーヤ(パン屋さん)のスタンドで、大きなカップの「ピンガード」を飲む人も多いんです
ブラジルでコーヒーの生産が始まったのは1727年、フランス領ギアナからコーヒーノキがブラジルに持ち込まれて始まりました。栽培に適した気候と肥沃な土壌が広がる東南部のミナス・ジェライス州、サンパウロ州、パナラ州の3州を中心に生産が行われてきました。近年、南部地方が霜害を受けて栽培地域が徐々に北上。現在ではミナス・ジェライス州のセラード地区を中心に、灌漑施設や機械化が進んだ大規模農園での栽培が盛んに行われています。生産されている豆も多岐に渡り、ブルボンなどのアラビカ種のほか、病気に強いカネフォラ種のコロニンも栽培されています。国内に「ブラジルスペシャリティコーヒー協会(BSCA)」が設置され、1999年にはコーヒーの国際的品評会「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」がスタートしました。
コーヒーが普及する影には奴隷制度がありました。コーヒーの歴史をまとめてありますので、よかったら合わせて読んでみてください⏬
ブラジルでは朝ごはんのことを「カフェ・ダ・マニャン」といいます。
そのまま訳すと「朝のコーヒー」という意味なのですが、それくらいコーヒーはブラジル人の生活になくてはならない存在そんざいなのですね。
朝ごはんに欠かせないもう1つがフルーツやフルーツジュース。それにバゲット(フランスパン)にハムやチーズをはさんだものや、日本のパン屋さんでも最近見かけるようになったポンデケージョ(チーズ入りもちもちパン)などのパンを食べます。
ポンデケージョはマンジョッカの粉が入っているので、とてももっちりとしているんですよ。
ブラジルの豆は、ナッツ感とボディがあるのが特徴的。香ばしさとアーモンドやキャラメルのような飲みごたえがあります。伝統も大切にしつつ、日々最新の技術にアップデートしていき、品質の高いコーヒーが安定的に作られます。
安定した味わい、他の豆と比べたときのコストの安さら、ブレンドコーヒーのベースになることも多い豆です。
ブルボン、ムンドノーボ、カテュアイなどのアラビカ種。
ブラジルで生産されるコーヒーの70%がアラビカ種になります。
カネフォラ種のコロニンも。ブルボン種はフランス領ギニアが由来。カネフォラ種とアラビカ系品種を人工交配したイカトゥ種も栽培されています。
大規模で起伏の少ない農園は機械収穫が普及しているが、最終的には人手収穫を行う。ブラジルの手収穫は枝から身を葉ごと一気に落とすストリップングという方法を用いている。
おもにナチュラルで処理される。約90%がナチュラルによる精製。一部でパルプドナチュラルも行われている。ナチュラルに比べ未熟豆の混入が大きく減るのがパルプドナチュラル。中規模農園の一部がこの方法に切り替え、品質を向上させている。
まず水の浮力を利用してコーヒー豆を比重選別する。そこで浮くコーヒーチェリー は未熟なので、果肉をつけたまま乾燥させ、沈んでものは果肉除去の工程に送る並列的な処理を行っている。未熟豆はコーヒー独特の渋みが出るので、収穫後に実の比重選別をすることで、品質向上の効果を生んでいる。
多くはコンクリートの上などで天日乾燥させていて、網を張った棚を用いることもある。生産量の多い農園などはでは、ある程度乾燥させ、その後ドライヤーで乾燥させている。また直射日光が強い場合は日陰をつくり乾燥させる場合もある。
スクリーンサイズと欠点豆の数によって「タイプ2」から「タイプ6」まで格付けされる。スクリーンサイズS17(6.75mm)~18(7mm)で、サンプル300g中、欠点豆混入による欠点数11点以下のものが最高ランクの「タイプ2」。
味覚による分類も行われている。好ましい香味からストリクトリソフト、ソフト、ソフティッシュ、ハード、リオイ、リオを分類される。
マカウバデシーマ農園で名の知られる、ミナス・ジェイラス州の振興産地。ここでは機械化が進んだ大規模農園が多く、灌漑設備も整っている。
ミナス・ジェイラス州にある生産地。ここにはなだらかな丘陵地帯が広がり、大小さまざまな農園でアラビカ種が生産されている。
ブラジルの歴史的生産地で、主要輸出港のサントス港があります。
標高900〜1100m程度で、起伏のある地形です。平均気温20度前後で穏やかな地域です。
セラード地域を代表する農園。
2002年に灌漑設備を大規模なスプリンクラー方式から、地方に設置した細いパイプから給水する方法に変更したことにより、コーヒーの実の円熟化が効率的に行われるようになった。
1980年に創立して以来、継続して品質の向上に取り組んでいる。以前はムンドボーノ種が主な品種だったが、ブルボン種の栽培も開始した。
コーヒーの生産を始めたのは20世紀の初頭という比較的新しい農園。
栽培地の最高点の標高は1300mにも達し、ブラジルのなかでも高地に位置しており、起伏に富んでいる。
精製方法はかつてナチュラルのみだったが、近年比重選別とパルプドナチュラル精製を導入し、品質が大きく向上した。
日系二世のトミオ・フクダ氏によって運営される農園。
日本で勤務していた経験から5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を取り入れ綺麗な農園作りを心がけています。
また、栽培、収穫、精選、乾燥、選別、輸出用パッキングまでを一貫して行っており、今問われているトレーサビリティ(traceability)にも対応した、生産者の顔が見える安心の高品質コーヒーがここにあります。
パッセイオ農園は、南ミナス地区のコーヒー生産地帯のほぼ中心に位置するモンテベロにあります。
標高1100mから1200mの丘陵地帯に農園が広がっており、火山性ミネラルを含んだ肥沃な土壌に恵まれています。
生産処理方法で、ナチュラル、パルプドナチュラル、品種でムンドノーボ、ブルボンと多様な商品をそろえ、COEやLate HarvestCompetitionの常連として、世界のスペシャルティコーヒーのロースターに知られています。
COEの前身であるITCのグルメコーヒープロジェクトの農園として1997年に初めて水流によるチェリーの比重選別機とグリーンセパレータを導入したことも、Passeioの品質に関するアドバンテージを維持する要素となっています。
ダテーラ農園はブラジル初のレインフォレストアライアンス認証農園です。
農園の半分が自然保護区であり、 設立当初から自然環境、地域コミュニティへの社会貢献に尽力しています。ポルトガル語でDaterraとは、英語で言うFrom The Earthの意味の造語です。
ただ農園の名前というだけではなく、「母なる大地である自然環境を守りながら、そこから生まれるコーヒーを地球の恵みとし、その価値を最大化していきたい」という、農園のオーナーと、その農園で働くすべての人々の理念を表現した言葉です。
希少価値の高い品種や実験的・先進的な精製方法で作られたマイクロロットをMasterpieces(マスターピース=傑作)として区分し、その中でもカッピング評価の極めて高いロットをプライベート・オークションで販売しています。その総量は、ダテーラ農園で生産されるコーヒーのうちわずか1%程度、Top of Topのコ-ヒーです。
以上、コーヒー生産大国ブラジルについて紹介しました。
定番かつ安定した味わいが特徴です。
今ではオークションロットのような希少性が高いコーヒー豆を生産する農園まであります。
コーヒーの種類に迷ったらブラジルを選んでおけば間違いないかなとすら思います。
また他の国ついてもまとめていこうと思います。では。
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