ハンドドリップでコーヒーを入れる時、大体は一杯を丁寧に入れると思います。
しかし店頭にしろ、自宅にしろ、複数人に対して入れる場面は結構あります。その時に一気に二杯どりしたいところ…
今回は二杯どりレシピについて考えていこうと思います。
二杯どりする際に疑問に思うことがいくつかあると思います。
そして何より一杯どりの時と同じクオリティの味や風味を引き出せるかということ。
単純にすべてを2倍にすれば良いとわけではありません。一度に二杯分を抽出するといっても抽出する作業は一回です。なので豆を蒸らす時間、注ぐ回数はあまり変わりません。なので単純にレシピを2倍にするだけだと、抽出時間が長くなったり、酸味や雑味を抽出してしまうことになります。
二杯分抽出するために豆の量やお湯の量は増やさなければならないので、それによる多少抽出時間は長くなると思います。
コーヒー一杯を抽出するより二杯抽出する方が味が安定するという説もあります。
コーヒー豆の量が多くなる分、お湯がしっかり浸透して抽出されるからでしょうか?
一杯どりは注ぐ量が少なく、毎回注ぐスピード、ポイントを正確に保つのは難しいと思います。ちょっと注ぐスピードが違うだけで、抽出されるコーヒーの華やかさ、安定感というのは変わると思います。
また二杯どりと一杯どりとでは抽出時間は変わらないので、量が多い分強めに注ぐ必要があります。なので必然と攪拌もされ、それなりに浸透して抽出されるのかと。
では二杯どりのレシピを考えてみます。
※レシピはお店や豆の種類など様々な要因とともに異なることが多いです。なので参考程度に見ていただけると幸いです。
最初は蒸らしに豆の量の約2倍の湯量を使用します。
一杯を200mlとして、
蒸らし50ml➕一杯200✖️2=450ml
といった感じです。
1投目 0~30秒 50ml 蒸らし
2投目 30秒~1:00 180ml注ぐ
3投目 1:00~1:20 80ml 中心よりかは、やや外側の部分をポイントに注ぐ。2投目で外側に広がったコーヒー豆を攪拌するため。
4投目 1:20~1:40 70ml注ぐ 3投目に外側に広がったコーヒー豆を攪拌したので、また中心から円を描くように注いでいく。
5投目 1:40~2:00 70ml注ぐ 450mlまで注ぎ切る。コーヒー豆の表面が見えてきたら注ぎ完了です。
抜け切って2:30くらいになるのが理想です。ただ量が多いので2:30~3:00くらいになると思います。
個人的にオススメなのはフラワードリッパーです。
世界で一番最初に円すい形コーヒーフィルターペーパーを開発したコーヒー器具専門メーカーが、長年の研究を基にコーヒーのうまみを最大限に引き出す形とデザインを追求したドリッパーです。
このドリッパーは、コーヒー粉の持つ旨味成分を効率よく引き出すために、中央から外に向かってお湯の流れを作り濾過層を維持しています。
雑味の出る前に手早く抽出し終わるように研究した結果、生まれた理想の形状がこの花びら構造です。上から注ぐ湯量とサーバー(カップ)に溜まる湯量が同じくらいの速度で抽出でき、雑味の少ないコーヒーがお楽しみ頂けます。
以上ドリップコーヒーの二杯どりについて考えてみました。バリスタやお店によってレシピが違ったり味が変わったりするのでドリップコーヒーといってもなかなか奥が深いです。
レシピについても既存のものに捉われず、豆や焙煎度合いで微調整できると良いかなと思います。
今後もいろんな品種の豆が出てくると思うので、常に探究心を持って淹れてこうと思います。
ドリップやってる方はいろんなレシピがあるので色々試してみるのも楽しいと思います。では。
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