先日、コーヒーの収穫体験をしてきました!!
岡山県にある金甲山コーヒー農園を訪れて、ボランティアスタッフとしてコーヒーチェリー の収穫を行いました。
今回はその体験談をお届けします!!
ちょっとコーヒーに詳しい方なら知っていると思いますが、コーヒーは主にコーヒーベルトと言われるエリアで生産されます。
気候や温度など、コーヒーの栽培に適したエリアで生産されます。
日本はコーヒーベルトから外れていますが、沖縄や今回訪れた金甲山コーヒー農園など、比較的暖かい地域で生産を行っています。
海外と比べると生産量が少ないので、認知度はまだまだ低いです。
金甲山コーヒー農園は広島県に支社を持つアグリジャパンが管理するコーヒー農園です。
沖縄県に本社を持ち、国内で生産が難しい作物の国産化、それによる食の安全、安心を目指している会社です。
金甲山コーヒー農園にはビニールハウス8棟に約380本ほどのコーヒーノキが生育しています。
SNS
アグリジャパン沖縄 → https://www.instagram.com/agjpokinawa/
アグリジャパン広島 → https://www.instagram.com/agjphiroshima/
コーヒーチェリー のピックをひたすらやります!!
一見さくらんぼのように綺麗なのが目に着きますが、さらに完熟したワインレッドのようなチェリーのみをピックしていきます。
このちょっとの差で味わいが変わるそうです。
コーヒーノキに咲く花も見ることができました。
6月には一斉に咲いていい香りがするそうです。
朝の9:30 から昼の15:00まで休憩を挟みながら収穫。
夏場はビニールハウス内は30°を超えるそうで、大変な作業です。
アグリジャパンでは精製処理も行っていて、今回は処理場を見ることはできませんでしたが、実際に精製処理した豆も見せてもらいました。
脱穀する前の豆を初めてみました。こういった処理も大変ですね。
コーヒーも美味しくいただきました。
この日は13人で約110kggほどの収穫でした!!
これを事務所に持ちかって精製処理を行うそうです。
今回コーヒーの収穫体験に参加した理由は
です。
まずは生産者の現場、コーヒーができるまでの工程をこの目みたかったからです。
シード to カップまでのトレーサビリティ を明確にし、価値を高めているスペシャリティコーヒーですが、実際にはそれぞれの工程があり、全てを一人で行うわけではありません。
ネットで情報を得るのは簡単ですが、実際の苦労などは体感しないとわからないです。
コーヒーの生産国は劣悪な環境のもと過酷な労働を強いられている国もあると聞きます。
美味しいコーヒーは何も焙煎や抽出技術だけでなく、生産者の努力もあるということを忘れずに、さらに理解を深めたい、そうすることで質の向上や還元が出来るのではないなと思います。
またコーヒー豆の生産者と実際に店頭などコーヒーを提供するバリスタやロースターなどの認識の差を確認したかったのもあります。
金甲山コーヒーではビニールハウス8棟あり年間1000kg弱収穫があるそうですが、果肉を除去し生豆にすると100kgほどになると仰っていました。
この量をどのように使用するかにもよりますが、まだまだ量は少ないかなと感じました。
ロースターの場合、一度に30kg購入するのもザラだからです。
またロースターはサンプルや自身のメソッドでローストして味を確認しますが、市場に出回る前のテイスティング業務も専門の知識と技術が必要で難しい部分かなと思いました。
国産コーヒーはあったらいいなと思います。
国産という響きは消費者に安心を促します。
海外から輸入するのが当たり前のコーヒーが、逆に日本から世界に届くようになったら、コーヒーの世界もまた面白くなると思います。
アグリジャパンでもまだ、販売には至ってないらしく、今後の活動と発展に期待です。
国産コーヒーへの期待は何より安心、安全です。
アグリジャパンでも有機肥料の使用、そした無農薬で栽培していると仰っていました。
実際にどのように作られているかイメージしづらい海外産よりも国内産というとイメージが伝わりやすいし、日本のものという安心感、安全性が確保できます。
国内での生産はなかなか厳しいコーヒーですが、もし生産が確立したら大いなる進歩だと思います。
以上コーヒー収穫体験と考察でした。
今回の体験はとても勉強になりました。
今後はこの経験をどのように活かすか、さらに出来ることを考えて実行していきたいです。
今度は海外の農園にも訪れてみたいですね。
その時はまたレポートしたいと思います。では。
国産コーヒーはありませんが、オンラインショップにて自家焙煎コーヒー豆を販売しています!!
よかったらチェックしてみてください!!