皆さんは、街中でフルーツを売り歩いてる若者に遭遇したことはありますか?もしくは家にいきなり八百屋がきたことはありませんか?
この路上販売してる若者たちは愛知、大阪、関東といろんなところに出没しています。
彼らは一体何者なのか?商品はどこから仕入れているのか?何が目的なのか?その正体は一体!?
今回は、謎の果物売りを実際にやっていて筆者が、その正体を全て暴露していきます!!
まずはこの動画を見ていただければイメージがしやすいかと思います!
これは昔NHKで放送されたものです。大元はダイナミックフルーツという会社で、そこから全国各地にオフィスを設けて、スタッフによる行商をメインに果物の販売をしている会社です。
ダイナミックフルーツという会社においては果物を売って利益を出すことですが、路上販売をしているスタッフの目的は経営者を目指すことなのです。
果物を売って経営者を目指す??と言われてもよくわからないと思いますので説明します。
まずこの会社に入る際に雇用登録みたいなものは特にありません。果物を売る営業を行うのですが、商品は委託になります。その委託された商品を売って、総売上から仕入れ代や経費を引いた金額が給料としてもらえます。つまり完全歩合制の個人事業主の扱いになります。
トレーニーというポジションから始まり、ある水準を達成するとステップアップしていき最終的に経営者になれるという仕組みです。
まずはトレーニーとして、物の売り方を理解して商品を売れるようにします。売り方をちゃんと理解し、売上が安定したらリーダーに昇格します。
人材育成を学びます。トレーニーに指導をし、トレーニーがちゃんと売上を作れるように指導していきます。複数人指導し、チームで売上を作れるようにしていきます。
チームの人数が増えてきたら、次はトレーニーからリーダーに上がってきた人に人材育成のやり方を指導します。
もちろんリーダーになっても、個人の売上は常にキープしなければなりません。
商品の仕入れも行うようになります。
リーダーとして、チームの売上がある一定以上を達成すると、晴れて経営者のポジションにつくことができます。今まではリーダーと言えど社長の元にいたにですが、自分が持っていたチームごと独立することができます。
経営者になる頃には販売スキル、マインドコントロール、人材育成のノウハウ、など、経営者に必要な知識や思考、行動が身についているというわけです。
僕は名古屋でこの果物売りをやっていました。
果物の仕入れは北名古屋市にある北部市場から毎朝社長もしくはリーダーが仕入れてました。
仕入れる商品は本来百貨店などに置くはずの高級な果物の少し見劣りしたやつです。表面の色がまばらだったりして店頭には置けない、けれど味は一級品のものを扱っていました。
農家にとっては売れ残りがなくて済み、消費者にとっては美味しいものが安く買えるとしてWin-Winの関係が成り立ちます。
果物売りをやってる時は、企業、個人宅などとにかくいろんな人に声をかけまくってました(18歳以下を除く)。
いきなり家に来るものだから怪しがられることが多かったです。
こういった訪問販売は違法かどうかについてですが、
こちらのサイトで確認してみました⇨https://yourbengo.jp/shohisha/50/
特に違反してる項目はなかったので違法ではないようです。クーリングオフや領収書の発行などはきちんと行ってました。販売する上で商品を理解することは大事なので、嘘を言うこともありません。引っかかる可能性があるのは、再勧誘の禁止でしょうか。2ヶ月ごとくらいに同じエリアを回ったりしていたので再訪問はしていましたね。
またこの訪問販売はかなりきつくてどうしても売上欲しくて、中には違法行為をしてしまう人もいたと思います。
これについてはこサイトがよくまとめてます。
Business Journal; https://biz-journal.jp/2015/01/post_8715.html
ほとんどこのサイトで言ってる通りです笑
こうやって果物を売りながら街を走っていると、他にも似たような人がいるのに気づきます。例えば和菓子のリヤカーを引いてる人も、果物売りと同じシステムらしいです。
実際僕は8ヶ月この仕事やっていました。正直何度もメンタルボロボロになったし、痩せたし、最終的に電車の定期買えなくなってやめました。
朝7時すぎにはオフィスに行って勉強して、販売するエリアに移動しては日中8時間くらい果物持って走り回って、帰りの電車や家に着いてからは次の日の作戦を考えてました。ほとんど仕事のことばかり考えてましたね。
ただ雨の日でも雪の日でも走り回って心身ともにボロボロになりながらも、不思議と体調は一回も崩しませんでした。宗教的に洗脳されてポジティブだったからかもしれません笑。
労働マルチと言われながらも、得たものはたくさんありました。
物を売るスキルは後の営業職でかなり役に立ったし、経営に関する本をたくさん読んで知識を詰め込んだりと、この会社に入ったことでいろいろ学ぶことができました。
実際に経営者までたどりついた人もいたし、全国に何人もいるのを見たのでそれは正直に、これをやり遂げたことはすごいなと思いました。
簡単に路上果物売りについてまとめると、
こんな感じでしょうか。
労働マルチと言って批判するのは簡単ですが、働いてる人は必死で頑張ってるんですよね。
ちょっと見方を変えて、「実践しながら学べて、売れたら報酬までもらえる」と考えれば、かなりハードですがその辺の営業会社よりも経験値積めると思います。
以上果物売り実体験でした!では。
果物売りで学んだこと↓
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