【カフェインンレス】体調や時間を気にせずコーヒーが飲める!? デカフェを作るスイスウォータープロセスについて紹介!!

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コーヒーを飲むときに気になることの一つにカフェインがあります。

カフェインを気にするあまり、飲みたい時にコーヒーを飲むことを躊躇していませんか?

今回はそんなことを気にすることなく飲めるデカフェと、デカフェを作るスイスウォータープロセスについて紹介していきます。

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デカフェ(カフェインレスコーヒー)について

デカフェ(Decaf)は、「Decaffeinated(カフェインを除去した)」の略で、カフェインの含有量を大幅に減らしたコーヒーを指します。通常のコーヒーの風味を楽しみつつ、カフェイン摂取を控えたい人々にとって理想的な選択肢です。

デカフェの特徴

  1. カフェイン含有量:
    • デカフェコーヒーでも完全にカフェインがゼロになるわけではなく、少量(通常1杯あたり約1~5mg)が残ることがあります。
    • 通常のコーヒーのカフェイン含有量は80~100mg程度なので、デカフェは大幅に減少しています。
  2. 風味と香り:
    • カフェインを除去する過程で、コーヒーの風味や香りが若干変化することがありますが、最近の技術では本来の味わいを保つ工夫がされています。
  3. 健康的な選択:
    • カフェインの摂取を控えたい妊娠中の方、授乳中の方、カフェイン感受性の高い方、あるいは夜遅くでもコーヒーを楽しみたい方に特に人気です。

デカフェの製造方法

デカフェコーヒーは、以下の方法でカフェインが除去されます:

1. スイスウォータープロセス

  • 化学物質を使用せず、水と活性炭フィルターを用いる自然な方法。
  • 詳細は下で詳しく解説します。

2. エチルアセテート法

  • 自然由来のエチルアセテート(多くはフルーツやサトウキビから得られる)を使ってカフェインを除去します。
  • 「ナチュラルデカフェ」として販売されることがあります。

3. 二酸化炭素(CO₂)法

  • 液体状態の二酸化炭素を高圧で使用してカフェインを抽出する方法。
  • 高価ですが、風味の損失が少ないとされています。

4. メチレンクロライド法

  • メチレンクロライドという化学物質を用いる方法。コストが低いですが、近年では健康や安全性の観点から避けられる傾向にあります。

デカフェがおいしくない二つの理由

  • 流通コスト
  • 加工技術

流通コストの問題

主要なデカフェ処理施設があるのはスイスやドイツ、カナダ、メキシコと世界的にもごく限られており、多くは生産地から離れた場所にあります。そのためコーヒー豆は収穫後に一旦処理施設まで運ばれ、カフェインを除去した後にようやく消費国へ運ばれる。この経路では輸送コストがかかる上に、豆の鮮度も落ちてしまいます。そこでコストを抑えるためにグレードが低い豆をつかうインセンティブが生まれてしまいます。

加工技術の問題

スペシャリティブームで消費者の舌が肥えているのに、デカフェの技術は、コーヒーのおいしさも溶け出してしまう精製方法の主流のままでした。デカフェがニッチすぎて、コストをかけてカフェイン抽出技術を開発する企業が現れなかったのです。

デカフェのメリット

  • 睡眠への影響が少ない: 夜遅くに飲んでも睡眠を妨げる可能性が低いです。
  • 妊娠中や授乳中の安心感: 妊娠中のカフェイン摂取制限(1日200mg以下)に配慮できます。
  • カフェイン感受性に配慮: カフェインが苦手な人や、不安感や心拍数の増加を引き起こしやすい人にも適しています。

注意点

  • カフェインゼロではない: デカフェコーヒーでも微量のカフェインが残るため、完全なカフェインフリーを求める場合は注意が必要です。
  • 品質のばらつき: デカフェの味は、カフェイン除去方法や豆の品質によって大きく異なるため、信頼できるブランドや製品を選ぶのがポイントです。

おすすめの楽しみ方

  • ミルクとの相性: カフェオレやラテにすることで、デカフェでも濃厚な風味を楽しめます。
  • スイーツのお供に: カフェインレスでもコーヒーのコクと香りは十分に楽しめるので、リラックスタイムに最適です。

スイスウォータープロセス (Swiss Water Process)

スイスウォータープロセス (Swiss Water Process) は、カフェインを除去するための自然で化学物質を使用しない方法として知られています。このプロセスは、特に高品質なカフェインレスコーヒーを求める人々に支持されています。以下にプロセスの概要を説明します。

スイスウォータープロセスの流れ

  1. グリーンコーヒーエキストラクト (GCE) の作成:
    • プロセスの最初の段階で、水とカフェインを含まない緑のコーヒー豆から、すべての可溶性成分(カフェインを除く)を抽出して「グリーンコーヒーエキストラクト(GCE)」を作ります。
  2. コーヒー豆をGCEに浸す:
    • 通常のカフェインを含む緑のコーヒー豆をGCEに浸します。このとき、浸した豆の中のカフェインは濃度差によってGCEに移動します(拡散の原理)。
  3. カフェインを炭素フィルターで除去:
    • カフェインを含むGCEは、活性炭フィルターを通してカフェインを除去します。このフィルターはカフェインのみを捕捉し、他の風味成分は保持されます。
  4. プロセスの繰り返し:
    • この工程を繰り返すことで、コーヒー豆から99.9%以上のカフェインを除去します。最終的には、カフェインレスでありながら、元の風味や個性が維持された豆が完成します。

特徴と利点

  • 化学物質を使用しない: 多くのカフェイン除去プロセス(例: メチレンクロライド法、エチルアセテート法)とは異なり、スイスウォータープロセスは水と活性炭のみを使用するため、より自然で健康的な方法とされています。
  • 風味の保持: カフェインを除去する際に、コーヒーの風味や香りを最大限に保持することが可能です。
  • 環境に優しい: 化学物質を使用しないため、環境への負荷が少なく、持続可能な選択肢として評価されています。

スイスウォータープロセスの利用例

スイスウォータープロセスを採用しているカフェインレスコーヒー豆は、多くの専門店や高級コーヒーブランドで販売されています。ラベルに「Swiss Water Decaf」と明記されていることが多いです。

実際に飲んでみた感想

STANDARDという雑誌のおまけでついてきたナチュラルアナエロビックのデカフェを飲んでみました!!

飲んでみるととても豊かなマウスフィールで、美味しいです。

パッケージに記載されたグアバ、プラム、レモンなどのテイスティングノートのようにいろんな風味を感じることができます。苦味より酸味が少し目立ってる気がするのと、コーヒー特有のコクとゆうか癖があまり感じなかったあたりカフェインレスなんだなと感じました。

普段から深煎りや、ある程度苦味を求めてる方には少し物足りないかもしれません。

しかし過去に飲んだことがあるデカフェと比べると、飲みやすくなっていたのと、アナエロビックナチュラルということもありなかなかユニークな味わいで良かったです。

まとめ

以上デカフェ(カフェインレスコーヒー)について紹介しました。

技術も進化し、クオリティも非常に高く美味しくなっています。

カフェインの摂取が気になるときはデカフェを楽しみましょう。では。

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