低温焙煎という言葉を目にしたので、果たしてどんなものか考察、aillioの焙煎機を使用し実際に試してみました。
通常の焙煎
通常の焙煎は窯を高温に温めた所に生豆を投入し、温度を徐々に上げたり、排気をコントロールしながら仕上げていきます。
焙煎度合いの調整や、豆に含まれる水分量を調整します。
低温焙煎考察
低温焙煎について調べてもはっきりとしたレシピが出てこないので自分なりに考えてみた。
投入時の窯の温度を低くしておく
通常焙煎を行う際、窯の温度を240℃(生豆の量によって多少前後する)くらいにして生豆を投入します。
こうすることで生豆投入時に下がった温度が上がりやすくなります。
しかしこれを、投入時の温度を100℃くらいにし生豆を投入します。こうすると温度が上がりにくく仕上がりまでに時間がかかります。
低温を維持する
生豆を投入し火力を調節し焼き上げるのですが、最低火力でできる限り焼いてみることする。
aillioはIHの焙煎機なのでP1で焙煎し続けます。
低温焙煎の疑問
- 窯の温度や火力が低いままで焙煎は仕上がるのか?
- 時間をかけてやきあげることに意味があるのか?
火力が低いとお湯が沸騰しないのと同じで、熱源低いままで豆はしっかり焼きあがあるのか疑問です。
また通常10分〜15分くらいで仕上げているのですが、これ以上時間をかけて焙煎することに意味があるのか疑問です。こうすることで風味が格段によくなるとかならいいのですが、そうでなければシンプルに効率が悪いだけです。
実際にやってみたところ、、、
P1のままだと窯の温度が上がらなくなり、焼けなくなります。
そこで致し方なく温度を一個ずつ上げていきます。
焙煎を終えるの30分以上かかりました。
低温を維持したためか煙がほとんど出ず、排気はほとんどコントロールしませんでした。
気になる味わい
苦味が前面にきてる感じです。
豆の持つ風味を無視してるというか、フルーティさや香りというのは感じにくいです。
温度が下がるにつれて、風味を感じられるようになりますが苦味の後に少し感じるといった感じです。
豆の持つポテンシャルを引き出せてるかというと、そうではなさそうです。
まとめ
以上低温焙煎を試してみた結果と考察です。
個人的には風味が好みでない、効率が悪いといった感じです。
苦味が前面に出ているのが好みという方もいると思います。
今回はこんな感じでしたが、また違う感じで低温焙煎できそうでしたら試してみようと思います。では。
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