コーヒー用語解説!!
今回はBrew Ratio(ブリュー・レシオ)について紹介していきます!!
Brew Ratio(ブリュー・レシオ)とは?
Brew Ratio(ブリュー・レシオ) とは、コーヒーの抽出における 「コーヒー粉と使用する水の比率」 を指します。
この比率を適切に調整することで、コーヒーの強さや風味をコントロールできます。
例:
- 1:15 → コーヒー粉 1g に対して水 15g
- 1:16 → コーヒー粉 1g に対して水 16g
- 1:18 → コーヒー粉 1g に対して水 18g
Brew Ratio の計算式
醸造比率=使用する水の量(g)/ 使用するコーヒー粉の量(g)
Brew Ratio の違いと味への影響
Brew Ratio が変わると、コーヒーの味わいも大きく変化します。
Brew Ratio | 特徴 | 味わいの傾向 |
---|---|---|
1:10 – 1:12 | 非常に濃厚 | エスプレッソのように濃厚でボディ感が強い |
1:14 – 1:16 | 標準的なバランス | コクと酸味・甘みのバランスが良い |
1:17 – 1:20 | 軽やかでスッキリ | クリアな味わいで飲みやすい |
例えば、1:15 の比率で 20g のコーヒー粉を使う場合:20g×15=300g
つまり、水 300g を使用することになります。
抽出方法ごとの Brew Ratio の目安
Brew Ratio は抽出方法によって適した範囲があります。
抽出方法 | Brew Ratio(推奨範囲) |
---|---|
エスプレッソ | 1:1.5 – 1:3 |
ハンドドリップ(ペーパードリップ) | 1:14 – 1:17 |
フレンチプレス | 1:15 – 1:18 |
エアロプレス | 1:12 – 1:16 |
水出し(コールドブリュー) | 1:15 – 1:20 |
例えば、エスプレッソでは 1:2 の比率が一般的で、これにより濃厚でリッチな風味になります。一方で、水出しコーヒーでは 1:18 などの比率を用いることで、すっきりとしたクリアな味わいを作ることができます。
Brew Ratio の活用方法
1. コーヒーの濃度を調整
- 濃いコーヒーを作りたい → Brew Ratio を 小さく(例:1:12)
- スッキリしたコーヒーを作りたい → Brew Ratio を 大きく(例:1:18)
2. レシピの再現性を高める
Brew Ratio を決めておくことで、毎回同じ味のコーヒーを淹れることができます。
特にプロのバリスタやコーヒー愛好家は、コーヒーの粉の量・水の量・抽出時間を数値で管理 し、安定した味を目指します。
Brew Ratio と TDS(濃度)、抽出率の関係
Brew Ratio は TDS(濃度) や 抽出率 と密接な関係があります。
- Brew Ratio が小さい(1:12など) → TDS が高く、濃厚なコーヒー
- Brew Ratio が大きい(1:18など) → TDS が低く、スッキリしたコーヒー
抽出率=TDS×コーヒー液の重量使用したコーヒー粉の重量×100
この関係を理解することで、自分の好みに合ったコーヒーの味を調整することができます。
まとめ
- Brew Ratio(ブルー・レシオ) とは、「コーヒー粉と水の比率」のこと。
- 1:14 – 1:18 の範囲が一般的で、濃さや味わいを調整できる。
- 抽出方法によって適した Brew Ratio が異なる(例:エスプレッソは 1:2、ドリップは 1:15)。
- Brew Ratio を調整すると TDS(濃度)や抽出率も変化する。
- 再現性のある美味しいコーヒーを淹れるために、Brew Ratio を活用するのが重要!
Brew Ratio を意識すると、コーヒーの味作りがより楽しくなります!
コーヒーを淹れる際の参考になれば幸いです。では。
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