将来的に自分のお店を持ちたい!とか自分の入れたコーヒーをいろんな人に飲んでもらいたい!と思った人でどこで提供するか悩むと思います。
いきなり店舗を持つにも資金がかかりすぎる…
まずはマルシェとかのイベントとかで出店してみるのはどうでしょうか??
今回はイベント出店の際に必要な許可や必要なものを紹介していきます!!
許可には種類がある
まずイベントなどに出店するにあたって、何をするか、どこでやるかで出店の許可の条件と種類が変わってきます。
露店営業
イベント出店にて一番基準が低く取りやすい許可です。一度申請すれば5年間有効です。
申請料は5000円です。
臨時営業
調理の工程がより複雑になる場合は臨時営業の許可が必要になります。
一回の出店ごとに許可が必要になります。
必要な設備も露店営業より増えます。
申請料は5000円です。
短期営業
上記の二つとは違い、設備の条件がだいぶ変わります。上水道直結、2槽以上のシンク、換気設備が必要になったりします。
申請料は5000円かかります。
また屋内、屋外かでも条件や必要なものも変わります。
出店の際にどこで、どのようなことをしたいのかを保健所の方と話て許可の申請をしましょう。
※都道府県によって若干異なるかもしれません。
申請までの流れ
まずイベントなどにて営業する際に実際に何をどのように提供したいかを具体的にしておく必要があります。
僕の場合はイベントにてコーヒーを提供したかったので、コーヒーを例に説明していきます。
まずコーヒーを提供する際に、
豆を挽き、ドリッパーにセットしてお湯を注いで抽出する
という工程が一般的です。その旨を保健所に相談したところ
その場でグラインダーを利用して豆を挽く場合は臨時営業
すでに挽いてある豆をドリッパーのセットして抽出する場合は露店営業
の許可になるとのこと。要は使用する器具が増え工程が増えることにより基準が上がり、取得する営業許可が変わります。
申請場所
申請場所はそれぞれの営業形態によって異なります。
露店営業に関しては営業施設(テントなど)を保管する場所(自宅など)のエリアにある保健所で申請します。
臨時営業に関しましては実際にイベントなどで営業する場所のエリアの保健所にて申請を行います。このときに実際に施設を確認できる設営した写真などが必要になります。
申請に必要なもの
・食品衛生責任者
保健所で申請の際に食品衛生責任者の証書が必要になります。食品衛生責任者は講習を受ければ取得できます。結構予約でいっぱいですので、あらかじめ取得しておくことをお勧めします。
・申請書類
保健所にてもらえるので、必要事項を記入して持っていきましょう。
・申請料
露店営業に必要な設備
屋外で出店する際に用意したものリストです。
必ず必要なもの
・耐水テント(タープ) 8000円〜
・給水タンク(18リットル以上)
・シンク 5000円〜
・貯水槽(タンクやバケツ)(排水設備)
・氷やドライアイスを入れるクーラボックス 5000円〜
・消毒液
・蓋付廃棄物容器(ゴミ箱)
個人的に用意したもの
・発電機
・屋外用延長コード 3000~
・テーブル 4000円〜
・バケツ
・ビニールシート
・台車
・おもし
電力 電力に関してはイベント主催者が発電機を用意してくれ場合もありますし、個人で用意する必要もあるかもしれないのでしっかり確認しましょう。
その他
許可を取る際にいろいろ話を聞いてみてわかったことが他にもあるのであげておきます。
・自家製のもはダメ
出店に関してお店を営業してなくても許可を得ればできるのですが、自宅などの許可のないキッチンで調理されたものは利用したり、提供したりはできません。あくまで市販のものを利用することになります。氷、水、自家製シロップなど。
・露店営業において簡易な調理により取り扱うことができる食品
甘酒、アメリカンドッグ、イートポテト、イカ焼き、潮汁、うどん(冷やしうどんを除く)、お好み焼き、おでん、おやき、貝汁、からあげ、関東煮、ぎょうざ、串かつ、串焼き、五平餅、コロッケ、さつまスティック、しゅうまい、酒精飲料、しるこ、スノーボール、清涼飲料水(ホット、アイス)、ぜんざい、雑煮、そば(ざるそば、冷やし蕎麦を除く)、たこ焼き、チーズボール、チヂミ、中華そば(冷やし中華を除く)、でんがく、どて煮、豚汁、煮するめ、春巻き、広島焼き、🍟、フレンチドッグ(フランクフルト)、ポテト、ホルモン焼き、味噌汁、焼貝、焼魚、焼そば、焼き鳥、焼肉、焼餅、野菜炒め、野菜の素揚げ、リング焼き
あめ細工、あんまき、大判焼、果実飴、果実チョコ、カステラ焼き、カルメラ焼、クレープ(チョコレート、あん類及ジャム類に限る)、穀物膨張菓子(砂糖などで調味したもの)、しんこ細工、せんべい焼、たい焼き、たません、チュロス、ドーナツ、べっこう飴、みたらし団子、ワッフル、わらび餅
・ペットボトル飲料などの販売は許可いらない
実際に屋外で出店してみて
今回初めてタープテントを使用して屋外での出店でした。場所は海辺です。
一番大変だったのは「日差し」と「風」でした。
いろいろ考えて準備してきたつもりでしたが、屋外で行う際にこの二つの自然現象にはとても手こずりました。
まず海辺ということで風が思ったより強かったです。テントの準備や軽い備品などはちょっとしたかぜで飛んでってしまう恐れがありました。また営業中は砂などが飛んでこないか不安がありました。
次に日差しでシートで囲ってるのである程度防げますが、時間がたつにつれ向きが変わり日光が当たる位置が変わったりするので、コーヒー豆やドリンクの管理を気をつけなければなりませんでした。
対策としてテントには重り、作業スペースにおく備品も何かしら固定できると良いです。
また氷などを冷えたものを保管するクーラーボックスなどの下にもシートを敷くこと。地面からの熱も侮れません。
テントでの出店は準備が大変なので、なるべく簡易的に用意できるようにしたほうがいいと思います。
まとめ
今回は初の屋外出店ということで許可の申請から、器具の調達、実際コーヒーを淹れるまでいろいろ考えて動き良い経験になりました。
初めて出店する場合は、総費用5万くらいかかると思います。主催者が用意してくれるもの、そうでないものがあると思いますので、確認は必ずしましょう。
日中の気温の変化もあるので食材の管理には細心の注意を払いましょう。
飲食ということで人の口にするものを提供するので、とにかく安心、安全であるこが前提なのを再度意識させられました。
けれど自分が淹れたコーヒーを飲んでいただき、美味しいを言ってもらえるのはとても嬉しいことです。
これからもクオリティの向上、いかに飲んでくれる人に喜んでもらえるか考えていこうと思います。では。
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