ラテアートをやる際に重要なことの一つにミルクのスチームがあります。
これが出来てないと綺麗なラテアートは描けません!
今回はピカピカのスチームミルクの作り方を紹介していきます!
スチームとは
簡単に言えばミルクを温めることです!
このミルクを温める工程で、スチームノズルからミルクに空気を含ませ、攪拌することでフォームドミルク(ミルクと泡が混ざったミルク)が出来上がるのです。
光沢があり、きめ細かい泡が均一になっているのがラテアートに最適なミルクです。
スチームのやり方
まずはエスプレッソマシーンのスチームを空ぶかしします。
ノズルに水滴が残っていることがあるので、空ぶかしせずに始めると上手くスチームできないかもしれません。
ミルクの量
ミルクの量はピッチャーの注ぎ口の内側部分のちょっとしたくらいがちょうどいいです。
ミルクの量が少なすぎると、温まるのが早くなり十分に攪拌が行えない可能性があります。
またミルクの量が多すぎるとスチームのパワーで溢れてしまうかもしれません。
スチームノズルの位置
空ぶかしをしたらミルクを入れたピッチャーにノズルを付けます。
横から見た図
上から見た図
中心から斜めに少しずらした位置付けます。側面には近づけず中心よりです。
チッチッチっと聞こえる間はミルクに空気を入れています。
空気を入れるラテやカプチーノによって変わりますが、大体2〜3秒くらいで素早く行うと良いでしょう。ラテであれば最初のミルクの量より1cmくらいかさが増えてるくらいです。
空気を一定量入れたら少しノズルを沈ませます。音がしなくなる程度にちょっと沈ませるだけで大丈夫です。深く沈ませると攪拌しにくいのとすぐミルクの温度が上がってしまいます。
攪拌させながらミルクを60°くらいまで温めます。
60°前後がミルクが一番甘みを感じると言われています。
慣れないうちは温度計で測り、慣れてきたら手で温度帯を覚えましょう。
温まってくると少し音が大きくなってきます。それに合わせて手でも判断できると作業がスムーズになります。
練習方法
スチームの練習で毎回ミルクで行うとミルクを大量に消費してしまいます。
ミルクを使わないで行う練習を紹介します。
用意する物
- 洗剤
- ピッチャー
- 水
ジャグに水と洗剤一滴を垂らします。
これを同じようにスチームします。
水を使用するので温まるのは早いですが、上手くできればミルクのようにかさがましピカピカに仕上がります。
あくまで水と洗剤なので、気泡など発生してしますが、空気の入り具合、ノズルのポジション、対流などを目視しながら感覚を掴んでいきましょう!!
意識すること
スチームなどは、説明を聞いただけですぐできるものではありません。
練習する上でいくつか意識したほうがいいと思う点が
- マシーンのパワーなどの把握
- ポジションの把握
- 音や温度
行うことはどのマシーンを使用しても一緒ではありますが、マシーンによってパワーや特徴が違ったりします。同じ感覚でやってしまうとマシーンが変わった時に上手くできないので、必ずマシーンのスチームのパワーなどをまず把握しましょう。
それに伴いノズルのポジションを微調整しましょう。これもマシーンによってノズルの太さ、ノズルの曲がり具合、先端の形が違うので自分のやりやすいポジションを把握しましょう。
そして音と温度です。
スチームは最初の数秒で空気を入れます。その時チッチッチとい音がします。空気を入れたらノズル少し沈ませます。そうすると攪拌中は比較的静かになります。そして温度が上がってくると低い音がし始めます。
それぞれの段階の音を練習して理解するといいでしょう。
合わせて温度です。スチームミルクの理想の温度帯は60°くらいです。最初は温度計を使って理想の温度帯になっているか確認しましょう。そしてその温度帯をピッチャーを持っているの反対の手で覚えます。
マシーンの把握、ポジション、音と温度です。
まとめ
以上ラテアートを行うのに必要なフォームドミルクの作り方を紹介しました。
ポイント
- 適度の空気をミルクに含ませる。素早く行う
- 適温になるまで含ませた空気とミルクを混ぜるように攪拌を行う
スチームはラテアートを行う上で最も大事な作業の一つです。
うまくフォームドミルクが作れれば、ハートぐらいでしたすぐにできるようになります。
最初は感覚を掴むのがちょっと難しいかもしれませんが、コントロールできるように練習しましょう!!では。
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